まな板の上の龍

その日、みたやつ、よんだやつの記録と感想。作品を100点満点で評価しています。50点を平均点、普通に見られる作品という基準。

シン・ウルトラマン|感想

はじまりのテンポの良さ、ワクワク感は最高だったが、それだけの映画だった。

隊員たちのやり取り(役者の演技)がこっぱずかしく、安っぽいドラマを見ているようで、大人が見るにはキツかった。日曜日の朝にやっている仮面ライダーシリーズみたいな感じ。

その割には、子供向けとしては内容が難しすぎる(と思う)というどっちつかずな映画になってしまっており、まさしく昔の特撮のウルトラマンが好きだった人に向けてのリメイク作品となっている。

全体的なCGの安っぽさも特撮もののオマージュなのだろうし、そこらへんを考慮しないとかなりひどく見えてくる。

エヴァやシン・ゴジラのような庵野映画だと思って見に行くと肩透かしを食らうと思う。

 

評価:55点

望郷太郎|感想

控えめに言って最高。

まさしく人や文化、国のアップデートの追体験ができる漫画。

転生モノというのはこういうことなんだぞと教えてくれる漫画でもある。

 

同じ作者の別の漫画にも興味を持ったので読んで見る。

「へうげもの」とか。「度胸星」も面白そう。

 

評価:85点

半径1メートルの君~上を向いて歩こう~|感想

吉本興業が作った8編の短編寄せ集め映画。

役者は1話につき2人ぐらいの吉本芸人と俳優が演じており、脚本も吉本芸人がやっているものが多い。笑いありのストーリーを期待するが、笑えるものは秋山の銭湯でのラップのやつ(これも面白くはないが)と、水川あさみと近藤春菜のスーパーでの万引の話。

唯一おもしろい万引の話であるが、これも結局脚本はヨーロッパ企画の人なので、吉本芸人が脚本する必要あったかという気がする。

 

評価:25点

バブル|感想

岡田斗司夫のNetflix制作のアニメは製作委員会方式ではなく、スポットの下請けなので、制作陣にインセンティブが無く手を抜かれるという話がまんま当てはまりそうなアニメ映画だった。

宣伝をかなりしていて、ランキングにも上がってはいるが、面白くなかった。

 

評価:20点

人数の町|感想

世界観は、今際の国のアリスのビーチっぽい。

主人公が人数というワードを聞いて真実を悟り切れるシーンがあるが、流石に選挙の票になってる時点でこの町の仕組みとか狙いわかるだろうという気がする。

賛否をタブレットに入力させるのはどういう意味があるんだろう。

 

評価:33点